初出場の世界選手権で銀メダルを獲得した町田樹(たつき、関大)は早くも来季へ意欲満々だった。優勝争いで羽生を追いつめ、大きな手応えをつかんだ。「来季の僕は軽く今の僕を超えている。別人だなというところを見せたい」とさらなる飛躍を誓った。
一方の女子。3度目の世界女王に返り咲いた浅田は、「今季は全てにおいてやりきった」と達成感を口にした。ソチ五輪は6位に終わったが、今大会はSPで世界歴代最高得点をマークし、フリーとの合計点でも自己ベストを更新した。
浅田は「次の目標がまだ見つかっていない。決意ができればやるし、そういうものが湧き出てこなければできない。やるならそれなりの覚悟がいる」と慎重な姿勢を示した。29歳の鈴木明子(邦和スポーツランド)が退き、男子とは対照的に女子の来季以降は不安要素も残った。(EX編集部/撮影:大里直也、古厩(ふるまや)正樹、共同/SANKEI EXPRESS)