≪ソチ五輪 日本選手団帰国≫
ソチ五輪で冬季としては長野大会の10個に次ぐ8個のメダルを獲得した日本選手団が2月25日、チャーター機で帰国した。フィギュアスケート女子でメダルを逃した浅田真央(まお、23)は、1人で日本外国特派員協会での会見に臨み、引退か現役続行かの進退について、「ハーフハーフ(半々)」と語り、揺れる心を吐露した。
「前日のショートプログラム(SP)で気持ちがどん底になって、フリーは不安や恐怖心があった。それを乗り越えて最高の演技ができたのでうれしかった。本当は笑顔が良かったけど、泣いてしまった」
SPで16位と出遅れ、フリーで自己最高点をマークした演技の直後に流した涙のわけを聞かれた浅田は、照れ笑いをしながら答えた。一方で、「最終的に目指していた演技はできたが、メダルを持って帰れず残念で悔しい」とも。