プリーツの羽根を使った小松宏誠(こうせい)さんのシャンデリア。薄いブルーはカワセミ、濃い紫はヤマショウビンの羽根の色を参照した色合い=2014年3月23日、東京都中央区の「ELLTOB_TEP_ISSEY_MIYAKE/GINZA」【拡大】
宮前さんは昨年(2013年)、美術館で小松さんの作品を偶然見て、誰もがきれいだと感じるシンプルな力強さに魅かれた。一方、小松さんはアート集団「アトリエオモヤ」としてエルトブ店内装飾に携わった経験があり、吹き抜けの高い天井を見て自身の作品「シャンデリア」を飾ってみたいと気持ちを膨らませていた。
お互いを意識して間もなく、2人はイッセイ ミヤケの展示会で意気投合。その際、小松さんが何げなく言った「プリーツで羽根ができないですか?」の言葉に、宮前さんは紙を1枚、ささっと折って見せた。
「人工の羽根があれば作品の大型化や量産ができるのに…とずっと胸にしまってきた思いが、宮前さんのものづくりの姿勢に触れて、ばしっと開いて。宮前さんが折ってくれたプロトタイプを見て、正直驚きました」と小松さん。そこから試作を重ねて、プリーツ羽根はできあがり、豊かなコラボレーションが花開いた。