プリーツの羽根を使った小松宏誠(こうせい)さんのシャンデリア。薄いブルーはカワセミ、濃い紫はヤマショウビンの羽根の色を参照した色合い=2014年3月23日、東京都中央区の「ELLTOB_TEP_ISSEY_MIYAKE/GINZA」【拡大】
美しいものには存在理由がある
2人のクリエーションには共通点が多い。ともに自然に存在するものの美しさに魅せられ、その表現には、高度なテクノロジーを使う。
「自然界にある美しい“かたち”や“色”などは、すべてに存在理由があります。その造形美から得るものは多く、常に魅せられます。対して、私自身の想像できることは当然限られています。モノづくりのプロセスの自然な流れとして“自然”と向き合っています」と宮前さん。
今季春夏のイッセイ ミヤケのテーマである「ウェアリング ライト」は、宮前さんが旅先で見た光などを着想源に、星の光や夕日、空の青などさまざまな光を洋服のデザインに表現。ライトには「軽さ」の意味が込められており、シャツやスカートはシンプルでシャープなシルエットに仕立てられた。
光と軽さ。自然にヒントを得た2つのライトを、小松さんはシャンデリアや風見鶏として見事に表現した。