消費税増税時の消費者態度指数=2014年4月1日現在、※データ:内閣府【拡大】
アベノミクスで脱デフレに向け自律的な回復が見え始めたが、経済成長軌道はまだまだ低い。絶えることなく徐々に上方にシフトさせなければならないというのに、政府が自らの政策でそれを壊そうとする。
これまでの15年デフレは政府・日銀の不作為とデフレ容認の政策の誤りが元凶だ。今回は、その反省からアベノミクスが打ち出されたはずなのに、間違いを繰り返す。それは悲劇と言うよりも奇々怪々、不可思議である。(産経新聞特別記者・編集委員 田村秀男/SANKEI EXPRESS)