≪創立50周年を迎える明星大学≫
東京・日野市と青梅市にキャンパスを持つ明星(めいせい)大学は、今年創立50周年を迎える。教育学部をはじめ教員養成に高い実績を誇り、地域と密着した大学としても知られる。新年度には大橋有弘(ともひろ)副学長が新学長に就任する。
新学長に今後の大学の在り方や50周年事業などについて聞いた。
明星大学は、東京オリンピックが開催された昭和39年に創立。現在7学部・4大学院研究科に約8000人の学生が通うほか、通信教育課程には約7000人が在籍する。
大橋新学長は、総合大学の特徴として初年次教育の授業「自立と体験1」を挙げる。「2000人の新入生が、学部学科の枠を超えて30人68クラスに分かれ、6人グループでの協同学習を行います。運営は明星教育センターが行いますが、各学科教員が専門に関わらず担当します。他者との関わりから多様な考え方や意見にふれ、自己を見つめ直し、各自の理想や目的を明確にしていく学生自らが中心となる授業」という。