サイトマップ RSS

ごった煮の世界観で人生さらに面白く 文学座「シェイクスピア祭」開催中 (1/3ページ)

2014.2.17 16:15

「シェイクスピアは人間を楽観的に描いているのも魅力」と話す演出家の鵜山仁(うやま・ひとし)さん(津川綾子撮影)

「シェイクスピアは人間を楽観的に描いているのも魅力」と話す演出家の鵜山仁(うやま・ひとし)さん(津川綾子撮影)【拡大】

  • 舞台「尺には尺を」(鵜山仁(うやま・ひとし)演出)シェイクスピア中期の喜劇。人間の多様性を豊穣に描く(提供写真)

 今年は近世イギリスの劇作家、シェークスピアの生誕450年にあたる。これにあわせ、文学座が今月(2月)から、「シェイクスピア祭」と銘打ち、本公演2本と、関連作を含む19作のリーディング、シンポジウムなどを来年1月まで開催する。なぜ今なお、シェークスピア劇は、世界中の舞台で生き続けているのか。イベントを中心となり企画した文学座の演出家、鵜山仁(うやま・ひとし、60)に聞いた。

 一面的には描かない

 「決して、一つの価値観におさまらない。(シェークスピア戯曲の翻訳者)小田島雄志さんの言葉を借りれば、いろんな価値観や視点が“ごった煮”になっているのが魅力でしょう」とシェークスピア劇“長寿の秘訣”を鵜山は語る。

 ではどういった点で、ごった煮なのか。「喜劇、恋愛三昧、殺し合いなど一つの筋の中に見せ場が豊富。一見、せりふの字面は難しいが、筋立ては誰にでも伝わるものになっている。しかし、物語を生きる人物はシンプルではない」というのが、まず挙げられるという。

違う価値観の共存

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ