涙声でとぎれがちに説明する小保方氏。記者の厳しい詰問に黙り込む場面もあった。
「200回以上作製」
小保方氏が一転、語気を強めたのはSTAP細胞の存在が疑問視されているのではないか、という記者の質問。
「実験ノートを公開しては」という質問に小保方氏が「すべての方に公開するつもりはない」と答えた。痺れを切らしたように記者が「それさえできれば疑義が晴れるのでは」と問うた瞬間、顔色を変えた。「何に関しての疑義でしょうか」と正面から質問者を見据えた。
「STAP細胞はあります」
このときの小保方氏の声は力がこもっていた。
小保方氏は「私は200回以上作製した。否定されることなく研究が進むことを望む」と述べた。小保方氏以外にも作製に成功した研究者がいるとしたが、名前は明かさなかった。