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【STAP細胞】「STAPは真実」 涙の反論 小保方氏会見 謝罪も論文撤回せず (3/4ページ)

2014.4.10 09:15

多くの記者の挙手を前に涙を流す、理化学研究所研究ユニットリーダーの小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏。会見は2時間半に及んだ=2014年4月9日午後、大阪市北区(志儀駒貴撮影)

多くの記者の挙手を前に涙を流す、理化学研究所研究ユニットリーダーの小保方晴子(おぼかた・はるこ)氏。会見は2時間半に及んだ=2014年4月9日午後、大阪市北区(志儀駒貴撮影)【拡大】

  • 理化学研究所が作製した新型の万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の塊(理化学研究所提供)
  • STAP(スタップ)細胞論文の最終報告の調査ポイント=2014年4月1日現在、※写真はネイチャー誌に掲載された画像、※小保方氏=理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー
  • STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)の主論文の著者=2014年3月16日現在
  • 新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製方法=2014年2月2日現在

 胚性幹細胞(ES細胞)と誤認したのではないかとの問いにも「研究室でES細胞の培養はしていない」ときっぱりと否定した。

 ノート公開せず

 小保方氏は反省の言葉を繰り返したが、論文の撤回については「結論が正しい以上、撤回しない」と明言した。だが最も説得力があるはずの実験ノートの内容は公開されず、小保方氏は科学界が求める生データの公開にも応じていない。

 蔵田伸雄・北海道大教授(科学技術倫理)は「理研に対して小保方氏は『どこが悪いのか』という思いがありありとうかがえた。科学者としての基礎的な倫理観が身に付いていないと断じざるを得ない」とする一方、「人間としても科学者としても未熟な人が急に理研のユニットリーダーになり、成果を焦らされた結果だ。その意味では小保方氏は犠牲者かもしれない」と述べた。

 「清水の舞台から飛び降りる気持ちで頑張ります」。会見前に弁護士に話したという小保方氏。心身の状態が不安定だとして、小保方氏の入院先の医師が別室で控えるなか、会見は2時間半に及び、小保方氏は入院先の大阪府の病院に戻った。(SANKEI EXPRESS

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