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「安保と個人情報」議論呼ぶ ピュリツァー賞 NSA報道の米英2紙 (1/3ページ)

2014.4.16 00:05

米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン容疑者(共同)

米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン容疑者(共同)【拡大】

 米報道界最高の栄誉である第98回ピュリツァー賞が4月14日発表され、米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン容疑者(30)が提供した機密文書を基に、米国家安全保障局(NSA)の個人情報収集活動の実態を暴露した英紙ガーディアンと米紙ワシントン・ポストの報道が公益部門での受賞となった。国家機密を漏洩(ろうえい)する犯罪によってもたらされた情報に基づく報道の受賞に反発の声が上がる一方、ピュリツァー賞の事務局では、安全保障と個人情報保護の関係をめぐる議論を世界的に広げたことを受賞理由にあげ、両紙の報道姿勢を高く評価した。国家の利益と個人の権利が対立したとき、どのようにバランスをとって報道するべきなのか、ジャーナリズムのあり方を改めて問い直す受賞となった。

 ピュリツァー賞は、米国内の報道、文学芸能、音楽の3分野計21部門を対象に、優れた業績を挙げた個人・団体に毎年贈られるもので、ニューヨークのコロンビア大学ジャーナリズム大学院が運営している。

 通信傍受など暴露

 AP通信やロイター通信などによると、スノーデン容疑者が入手し報道機関に提供した大量の機密文書には、NSAがテロ対策の名目で一般市民の電話の通話履歴や電子メール、ネットの利用履歴といった個人情報を極秘裏に収集していたほか、ドイツのアンゲラ・メルケル首相(59)ら各国指導者の通話も傍受(ぼうじゅ)していた証拠が記してあった。

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