「まぜこぜエクスプレス」を飾るすてきな写真を撮影してくれているフォトグラファーの山下元気さん(32)。きらきらと希望が輝くような明るい写真を撮る元気さんだが、実は大きな事故の後遺症で医師から「一生寝たきりの生活になる」と宣告された過去を持つ。「まぜこぜの社会」の実現を目指す一般社団法人Get in touchの東ちづる理事長が元気さんに迫った。
初めて知った事故
何度も会っているのに、インタビューをして初めて松葉づえの経緯を知った。「そんなこと詳しく話しても楽しくないじゃないですか~」と、元気さんは笑う。
「ハーレーのビルダー(整備士)になる」という夢を持っていたが、19歳のとき、そのハーレーダビッドソンのバイクに乗っていて事故に巻き込まれた。車と衝突しバイクは炎上。対向車線に投げ出された元気さんは走ってきた車にはねられ、何十メートルも飛ばされた。即死でもおかしくないほどの大事故だったという。夢も絶たれた。