捜査当局は、すでに逮捕した船長(68)ら3人以外に、船の航行に関わった乗員10人あまりから事情を聴いている。21日には運航会社の幹部や、客室を増設するなどの改造を行った業者からも事情聴取した。日本から購入した中古船の改造状態や、車やコンテナの過積載があったかなどを調べている。(珍島 加藤達也、ソウル 名村隆寛/SANKEI EXPRESS)
≪政府に向かう怒り回避 朴大統領、厳罰を指示≫
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)は4月21日の首席秘書官会議で、セウォル号の沈没について、船長らが乗客を救助せずに退避したことは「殺人と同様の行為だ」と厳しく非難した。また捜査当局に対し「(船体の)輸入から改造、安全点検、運航許可に至るまでの過程を徹底的に点検し、責任の所在を明らかにしてほしい」と指示した。
沈没原因について捜査当局はまず第1に、高速航行中の急な針路変更にあるとの見方を強めている。セウォル号は沈没直前に、右に2回、90度ずつ急旋回しているが、韓国メディアによると、「ほぼ全速の19ノット(時速約35キロ)だった」という。