無機質なピラミッドの連なりと、丸太の形をとどめる梁(はり)が共存する店内は、アーティスト、木村浩一郎さんのデザイン=2014年4月3日、東京都渋谷区の「LAILA_TOKIO」(野村成次撮影)【拡大】
ワンピース解体、パッチワーク
その象徴が、「リファブリック」と名付けられたシリーズ。1980年代のイヴ サンローランや、クリスチャン ディオール、ベッツィ ジョンソンなどのビンテージのワンピースを解体、パネル状にした布をパッチワークして、ストールや帽子に仕立てている。ストールの柄の継ぎ目に施されたアートステッチはメゾンブランドで働いていた職人が手縫いしている。「1点として同じものはありません。こうした品から言葉では伝わらない手仕事の温かみを感じてもらえたら」とハシウラさん。
ジュエリーブランドの60年以前のアンティークの銀食器を指輪やブレスレットにリメークしたオリジナルブランド「カトラリー&ビジュー」は、柄の先についた、使っていた人のイニシャルの彫金細工などがそのまま生かされている。ハシウラさんは「ここまで繊細でエレガントな彫金は、当時の職人技ならでは。それをデザインの中に残したかった」と思いを語った。