無機質なピラミッドの連なりと、丸太の形をとどめる梁(はり)が共存する店内は、アーティスト、木村浩一郎さんのデザイン=2014年4月3日、東京都渋谷区の「LAILA_TOKIO」(野村成次撮影)【拡大】
現代作家のアクセサリーも
洗練された手仕事の温かみを現代的に再構築するだけではない。ライラ トウキョウには、ハシウラさんが海外で発掘した、ハンドメードにこだわる現代作家のアクセサリーもそろう。仏パリのデザイナー、ハンナ・ベーズが2010年に起こしたジュエリーブランド「アーシェル」のブレスレットは、パソコンの電子基板の機構にデザインのヒントを得て生まれた。一つ一つ、小さなピクセルをピンセットでつまんで貼り合わせ、作られているという。
一方で、服飾史のアーカイブのようなコーナーも。1990年代にミニマリズムを極めたヘルムート ラングのニットやブルゾン、現在ディオールのアーティスティック・ディレクターを務めるラフ・シモンズが2000年代に生んだビッグシルエットのパーカーやスエットなどもそろえる。「ビンテージと呼ぶには新しくてもそのデザイナーの感性が今の時代に響くものを紹介したくて」。そう言って、ハシウラさんはミニマリズムの歴史を語り出した。(文:津川綾子/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)
■LAILA TOKIO 東京都渋谷区渋谷1の5の11の2階 (電)03・6427・6325。午前11時30分~午後8時 無休