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【韓国旅客船沈没】「小潮」生かし捜索 疲労増す潜水士 (4/4ページ)

2014.4.25 10:45

  • 【韓国旅客船沈没】経過=2014年4月16日~4月22日。※韓国旅客船「セウォル号」の航路=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる
  • 【韓国旅客船沈没】「セウォル号」不明者の捜索状況=2014年4月20日午後4時現在(※聯合ニュースによる)。2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。
  • 【韓国旅客船沈没】「セウォル号」の急旋回の状況=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。
  • 【韓国旅客船沈没】沈没までのイメージ=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる
  • 【韓国旅客船沈没】韓国旅客船「セウォル号」の航路=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる

 35年の経験を持つ潜水士(58)は(4月)22日、速い潮流と約30分間格闘した末、船内に入った。乗客用通路でジーンズに救命胴衣を着た男子生徒の遺体を発見。遺体を船外へ出そうと押した時、重みを感じた。1メートルほどの胴衣のひもが下に伸びている。たぐった先には結び目があり、はだしの女子生徒が身に着けた胴衣につながっていた。

 「どれほど恐ろしかっただろう。一緒に恐怖に耐えて生き残ろうと、互いのひもを結んだのだろう」と潜水士。

 潜水時間が10分しか残っておらず、2人の遺体を一度に引き出せないと思い、男子生徒から先に引き揚げようとひもを解いたが、遺体が浮かび上がらない。

 「この子たちは離れるのが嫌なのか」との思いに涙が出て力が入らなくなり、2人を残し水面へ上がった。「これまでで一番胸が締め付けられた」と潜水士は語った。

 2人を引き揚げるために助けを求めた後輩たちも、作業をしながら涙を流したという。潜水士は取材に対して「どうか安らかに」と2人の生徒の冥福を祈った。(共同/SANKEI EXPRESS

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