米カリフォルニア州【拡大】
米メディアによると、グーグルは2009年からフリーウエー(高速道路)での試験走行を開始し、12年から本社のあるカリフォルニア州マウンテンビューの市街地での試験走行に重点を移した。約112万キロの累計走行距離のうち市街地で約1万6000キロを走行し事故やトラブルはいっさい起きていないという。
状況を予測し判断
アームソン氏によると、「数千パターンの状況下で、今起きていることと、これから起こる可能性が高いこと、起こる可能性が小さいことを同時に予測できるように、コンピューターに覚え込ませた」という。
例えば、警官や交通指導員が突然、「STOP」の交通標識を出しても、それを認識し停止できるという。十字路の交差点では、屋根の上に取り付けた360度見渡せるセンサーで周囲の状況を把握。交差点に他の車が高速で近づいてきた場合、その車が交差点の前で停止するのか、急ブレーキをかけて止まるのか、それとも、そのまま交差点を走り抜けるのか、その確率をそれぞれ計算し、自らの交差点への進入を判断する。