このほか、前方の信号が青になっても、信号無視で突っ込んでくる車に備え、1.5秒間は発進しない。危険な運転をしているバイクのほか、大型トラックから自ら離れたり、他の車から見えにくい死角に入らないようにするなど、事故に遭う確率を低くする防護的な安全運転技術も備えている。
メーカーにシステム提供
開発を主導するグーグルの共同創業者、セルゲイ・ブリン氏(40)は米紙ウォールストリート・ジャーナルで、17年の実用化を改めて表明するとともに、自動車メーカーに自動運転システムを提供する考えを示し技術的な優位性を強調した。
完全自動運転カーの実用化には、さらに複雑な交通状況への対応や法律の整備など課題は多い。最低15万ドル(約1500万円)ともされるセンサーやソフトのコスト削減も欠かせない。
それでも、アームソン氏は「われわれを困らせていた市街地での走行が2年で可能になった」と、さらなる進化に自信をみせている。(SANKEI EXPRESS)