【ウクライナ軍需産業】ドニエプロペトロフスク州、ハリコフ州、ザポロジエ州、ニコラエイフ州=2014年4月18日現在、※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
ウクライナ情勢をめぐっては米国、ロシア、ウクライナ、EUの4者が(4月)17日、スイス・ジュネーブでの外相級協議で、ウクライナ東部での緊張緩和策などで一致した。しかし、米国などはロシアが履行に向けた措置を取っていないと批判している。
チャック・ヘーゲル米国防長官(67)とセルゲイ・ショイグ露国防相(58)は(4月)28日、緊張が続くウクライナ情勢をめぐって電話会談し、ショイグ氏は露軍をウクライナに侵入させないことを保証すると表明した。米国防総省が発表した。
ヘーゲル氏は、ウクライナへの介入が続けば外交的、経済的圧力が強まり、ロシアは一層孤立すると警告。ウクライナ東部で親露派に拘束された欧州安保協力機構(OSCE)の監視団員の解放に協力を求めた。
露国防省などによると、ヘーゲル氏はロシアがウクライナ国境地帯で部隊を増強し、状況の不安定化を招く演習をしていると懸念を表明。ショイグ氏は、ロシアがウクライナに工作員を送り込んでいるとの指摘には根拠がないと反論した。