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外相訪露でプーチン氏の本音探れ (1/3ページ)

2014.4.14 15:15

  • ウクライナ支援の枠組み=2014年4月10日現在
  • ウクライナ・スラビャンスク、ルガンスク州、クラマトルスク、ドネツク州。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。
  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)氏=2011年5月19日、東京都新宿区(大西史朗撮影)

 【佐藤優の地球を斬る】

 4月10日付の産経新聞に掲載された宮家邦彦氏(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、元外交官)のWorld Watch「欧州情勢は複雑怪奇?」は、ウクライナ危機がヨーロッパに与えている影響を冷静に分析した優れた論考だ。結論部を引用しておく。

 <それでは過去70年間封印されてきた欧州のナショナリズムはどこへ行くのか。筆者の独断と偏見をご紹介しよう。

 確実に言えることは伝統的ナショナリズムが復活してもドイツなどでネオナチのような極端な排外主義が再燃する可能性は当面ないことだ。

 一方そこまでは至らないもののEU(欧州連合)のような行き過ぎた国際主義やEU官僚による中央集権的支配を快く思わない国が増える可能性はある。

 同時に、これらのナショナリズムは欧州独自のロジックを加速するかもしれない。例えば米国の知らないところで、将来独露間にクリミア併合を黙認しウクライナを「緩衝国家」とする密約が結ばれる可能性はないだろうか。

 1939年8月末、平沼騏一郎(きいちろう)内閣は「独ソ不可侵条約に依(よ)り、欧州の天地は複雑怪奇なる新情勢を生じた」と述べ総辞職した。同じことが再び起こらないともかぎらない。日本の政治指導者は欧州情勢について戦前の間違いを繰り返してはならない>

欧州のナショナリズム

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