オバマ氏は2期目に入り、人種間格差解消とあわせて、最低賃金引き上げといった社会的弱者救済の意味合いの強い政策にも力を入れる。こうしたリベラル色の強い政策には共和党からの反発も予想されるが、オバマ氏は議会の承認が不要な大統領令を駆使してでも改革を進める姿勢を示している。
11月の中間選挙では、下院では共和党が優位を維持するとの見通しが大勢。上院でも6年前にオバマ氏初当選のブームに乗って当選した民主党議員が今回は改選を果たすことができず、共和党が議席を増やすとの見方が多い。オバマ氏の姿勢の変化は、中間選挙に向けてマイノリティーからの支持を活気づかせようとする狙いもあるとみられている。(ワシントン支局 小雲規生(こくも・のりお)/SANKEI EXPRESS)