ナイジェリアの最大都市ラゴスで、拉致された女子生徒の解放を求めて行われたデモ=2014年5月5日(ロイター)【拡大】
現地語で「西洋の教育は罪」を意味するボコ・ハラムは、シャリーア(イスラム法)の統治による厳格なイスラム国家建設を主張。国際テロ組織アルカーイダに代表される「ジハード(聖戦)」思想が色濃く反映された組織だ。
2002年の創設以降、キリスト教徒だけでなく西洋式教育を受けるイスラム教徒など、自分たちの信仰と合致しない者を「不信仰者」と断罪することでテロを正当化。ジハードと称してテロを繰り返してきた。これは、ボコ・ハラムが連携しているとされる各地のアルカーイダ系などの武装勢力に共通する考え方だ。イスラムでは伝統的に、ジハードで奪ったものは「戦利品」として分配され、女性や未成年者は奴隷として売買できるとされる。
ナイジェリアのジョナサン大統領は(5月)4日、「国の試練のときだ」と述べ、女生徒の救出に全力を挙げる考えを示した。ただ、北部には政府の支配が及ばない地域もあって難航している。(カイロ 大内清/SANKEI EXPRESS)