総数は2007年の中国による衛星破壊実験で飛躍的に増加、運用中の衛星に衝突する危険もあり、宇宙での活動の障害となっている。
JAXAは財団法人「日本宇宙フォーラム」が管理する岡山県井原市の光学望遠鏡と、岡山県鏡野町(かがみのちょう)のレーダーで宇宙ごみを観測、解析している。合意により、米側のレーダー網では位置的に捕捉しにくい宇宙ごみの軌道などに関する情報を米側に迅速に提供することが可能になる。
宇宙ごみの監視をめぐり両政府は昨年(2013年)5月、米側からの情報提供に関する取り決めを締結。日本側からの情報供与についても検討を進めていた。
≪相互補完的関係への布石≫
日本政府は宇宙ごみの情報を米国に提供する今回の合意を、相互補完的な日米安全保障協力への布石と位置づけている。「片務的」と指摘される同盟関係からの脱却を目指す安倍晋三首相の姿勢が背景にあり、宇宙は日本が貢献できる重要な分野になるとみている。