【対話の達人】
先日、出張でアメリカ西部に行きました。朝昼晩とハンバーガー系の食事。3日目にして早くもお茶漬けが夢に登場です。様子を察した方がなんと居酒屋に連れて行ってくれました。テーブルにつくと隣には、30代と思われる2人組のアメリカ人女性。日本酒を飲んでいます。銘柄は「男山」。英語メニューの直訳「A man of mountain」にちょっと笑う。100ミリリットルくらいのグラスでしたが、その女性、ウエートレスを呼んで「このお酒、おいしいけど量が少ないのよね」と一言。さらに食事が運ばれてきたときも、「私のいつも行っている居酒屋はこの倍は入っていて同じ値段なのよね」と酒量に相当不満があるご様子。帰り際に私にも話しかけてきて同じことを言っていました。
欧米では自分の思ったことを直接的な表現で口に出すのは決して悪いことではなく、ごく自然なことです。対応したウエートレスも困惑せず、「マネジャーに伝えておきます」とさらっと答えていました。
日本人の発想で英語を話すと、意味は通じても意図が伝わらないことがあります。例えば、デートの誘いを断るには「母が上京してきて一緒に食事をすることになっているので」ではダメ。「映画にもあなたにも興味はないの」と言わないと意図は伝わりません。