後任のスティーブン・スワンソン飛行士(左)と握手し、国際宇宙ステーション(ISS)の船長任務を引き継ぐ若田光一さん(右)=2014年5月13日未明(日本時間、NASAテレビから)【拡大】
船長といえば危機に迅速に対応するイメージが浮かぶが、日常的な仕事は業務の調整だ。地上の管制局とやりとりし、米国やロシアからの乗員をまとめるには円滑なコミュニケーションが重要となる。
若田さんは「和の心」を掲げ、乗員全員で顔を合わせて夕食をとれるように努力した。星出さんは「昼間は忙しいので、顔を合わせないこともある。意識のずれを未然に防ぐための一つの手段だ」と強調する。
安全面への気配りも欠かせない。星出さんは「若田さんは毎晩見回りをし、寝る前に火の用心のチェックをしていた」と明かす。順調に見えた運用には、若田さんと乗員の努力があったという。
若田さんの活躍は「将来の有人宇宙探査につながった」と考える星出さん。「(日本への)責任や期待も高くなる。第2、第3の船長を出すように頑張らないと」と意気込んでいる。(共同/SANKEI EXPRESS)