映画初主演といっても、堂珍に気負いはなかった。「確かに主人公は看板であり、登場回数も多いけど、ある意味、お膳立てされたものですよ。例えば照明の明るさとか、1シーン、1シーンですべて入念に準備されたうえで、僕は撮影に臨めばいい」。だから、今しか撮れないかけがえのないシーンに対し、「なるべく一発で応えよう」との気持ちを込めたそうだ。
まずは音楽をしっかり
今後も仕事のベースは音楽にある。「フェスの常連になって、自分がオーガナイズするくらいになりたい気持ちが強い。海外のフェスにも顔を出してみたい」と10年後の自分を見据えた。俳優業に関しては、「辻さんと同じようないい出会いがあり、自分の内面の成長につながるのならば、前向きに考えたいです。でも、音楽そっちのけで役者やるのは本末転倒ですし、僕は音楽で走ってきたので、まずは音楽をしっかりやりたい」という。