北上市国体推進課によると、陸上競技場は1997年完成で、シートは劣化し、割れたり、穴が開いたりしている状態。東日本大震災ではグラウンドが一部陥没するなどの被害を受けており、競技に支障をきたす部分から復旧を進めてきたが、シートまでは財政的にも手が回らなかったという。
北上市国体推進課は「国立はスポーツの中心地で、神聖な場所。そのシートが来るというのは名誉なこと。県民の元気も出る」と期待する。取り外しや輸送にかかる費用は譲渡先の負担だが、輸送費は岩手県トラック協会が無償搬送を申し出ているという。また、国立での取り外しは県内や首都圏でボランティアを募りたい考えだ。シートは、北上市以外にも申請があり、JSCが譲渡先を発表するのは5月末。推進課は「吉報を待っている」と話している。
また、文部科学省やJSCによると、芝生や更衣室のロッカーなどについても有効活用できないかどうか、一般向けへの販売も含め、検討されている。