FBIの調べによると、ブラックシェーズは「リモートアクセスツール(RAT)」と呼ばれる違法ソフトの一種。2010年から闇サイトなどで販売され、約35万ドル(約3500万円)の売り上げがあったという。
ターゲットのパソコンに交流サイト(SNS)などを通じてメッセージやメールを送信。相手が記載されたリンクをクリックすると、ウイルスがダウンロードされ乗っ取られる。
FBIのサイバー犯罪捜査チームの責任者、レオ・タデオ氏は米CNNテレビに、「簡単に(感染を)検知できないうえ、犯罪組織はソフトを次々とアップデートし、被害が広がった」と指摘した。
ソフトを利用したハッカーたちは、保存されているデータやパスワードを盗み出し悪用していた。