イランの英字ニュースサイト、イランワイヤーによると、この動画は、国連の国際幸福デー(3月20日)を祝うため、世界各地でこの楽曲を題材に製作投稿されたもののひとつ。動画に出演した女性ダンサーは製作の意図について「多くの困難とともに生きるイランの若者にも、喜びや幸せの瞬間があるということを動画を通じて世界に示したかった」と説明した。
ところが、米ABCテレビや米CNNテレビなどによると、1979年のイラン革命後に施行されたイスラム法は、女性は体を頭からつま先まで衣服で覆わねばならないと定めているため、警察当局が問題視。英BBC放送によると、出演した6人と、動画の製作や撮影に関わった監督らを含む計13人全員が逮捕されたという。
イラン学生通信(ISNA)は、テヘラン警察当局者の話として「公共道徳に反する汚らわしい動画がネット上に公開されたため、この動画の製作に関与した人物を特定し、逮捕に踏み切った」と報じた。
逮捕を知ったウィリアムスさんはすぐさま、フェイスブックの自身の公式ページやツイッターで「幸せであることを広めようとした若者たちが逮捕されるなんて、あまりにも悲しすぎる」と批判。ネット上にはイラン当局への非難が殺到した。