【和のスタイル】
鉄のフライパンを買いました。大好きな料理研究家の有元葉子さんが推薦されているもので、お値段も3000円くらいの買いやすい価格。しかし手入れが大変そうなイメージが強かったので、なかなか買えないでいました。
料理があまり得意ではない私は、モチベーションを上げるためにキッチン道具のデザインにはこだわっています。2万円もするノンスティックのフライパンを使い、半年おきに買い替えていました。さすがにもったいないと思い、もう一度鉄のフライパンを検討することに。でも、「昭子さんみたいに面倒くさがりな人は、すぐ錆させてしまうからやめたほうがいい」と恋人に猛反対されました。
そんなある日、友達の自宅で例のフライパンを発見。2年以上使われていて、油がしみ込み見事な艶を出していました。洗剤を使わずお湯と束子(たわし)で汚れが落ちる事は知っていましたが、嘘みたいな話なのでずっと疑っていました。しかし、彼女の黒く光り輝くフライパンを目の前にして同じ話を聞くと説得力があります。私もすぐに使ってみたくなりました。さっそくフライパンを手に入れ恐る恐る使ってみることに。しっかり熱して、油もテフロンの時よりも多めにしてピーマンを炒めました。すると、高級な中華料理店のような炒め物ができたのです。こんなに輝くピーマンの炒め物が自分でもできるなんて。