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【典子女王殿下ご婚約へ】「女性宮家」めぐり くすぶる議論 皇族方の減少 現実味 (1/4ページ)

2014.5.28 09:30

島根県出雲市の市街地と出雲大社をつなぐローカル線「一畑(いちばた)電車」で移動される典子女王殿下(中)と千家国麿(せんげ・くにまろ)さん(左)。右は千家さんの母、礼子さん=2012年12月13日(出雲大社提供)

島根県出雲市の市街地と出雲大社をつなぐローカル線「一畑(いちばた)電車」で移動される典子女王殿下(中)と千家国麿(せんげ・くにまろ)さん(左)。右は千家さんの母、礼子さん=2012年12月13日(出雲大社提供)【拡大】

  • 1994年5月27日、サーカスを観賞される高円宮ご一家。左から高円宮憲仁親王、三女の絢子さま、久子妃、次女の典子さま、長女の承子さま=東京都渋谷区・国立代々木競技場(産経新聞撮影)

 典子女王殿下(25)のご婚約が5月27日、内定した。女性皇族が結婚で皇籍を離れられるのは天皇、皇后両陛下の長女、黒田清子(さやこ)さん(2005年11月)以来。典子さまは27日の記者会見で、「幼い頃から結婚するという場合には皇籍を離れると教わってまいりました」と述べられた。近い将来、ご結婚による皇籍離脱が相次げば、皇族方の減少も現実味を帯びてくる。

 典子さまが結婚により皇籍離脱されれば、天皇陛下と皇族方の数は21方となられる。また、結婚前の女性皇族は7方となられる。

 学業、公務と若い女性皇族方のご活動が増える中、宮内庁は、女性皇族が将来、結婚で皇籍を離れられることで、秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁(ひさひと)さま(7)が即位される時代にご活動を支える皇族方がおられなくなることを危惧してきた。

 それを受け民主党の野田佳彦前首相(57)は、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設を検討した。しかし、自民党が政権に返り咲くと、安倍晋三首相(59)は、女性宮家は「女系天皇」につながる恐れがあるとして、政府の検討を白紙に戻した。

昭和22年に皇籍離脱した旧皇族の男性による宮家の創設

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