島根県出雲市の市街地と出雲大社をつなぐローカル線「一畑(いちばた)電車」で移動される典子女王殿下(中)と千家国麿(せんげ・くにまろ)さん(左)。右は千家さんの母、礼子さん=2012年12月13日(出雲大社提供)【拡大】
若い男性皇族が悠仁さま以外におられないという現状は変わらず、女性宮家をめぐる議論は今もくすぶっている。ただ、女性宮家の創設は、「男系男子」という皇統の本質を崩すことにもつながりかねない。また、仮に女性宮家が創設されれば、創設を境に、結婚で民間人になられた方と皇室にとどまられる方とが明確に分かれてしまい、女性皇族の人生を決定的に左右する問題でもある。
男系男子の伝統を維持しながら皇族減少の問題を解決するためには、どうすべきか。麗澤大の八木秀次教授(52)は「昭和22(1947)年に皇籍離脱した旧皇族の男性による宮家の創設が、男系による皇位継承の原理にかなう」と解説する。旧皇族は享和2(1802)年に生まれた邦家(くにいえ)親王(伏見宮)の子孫にあたり、明治天皇や昭和天皇の内親王も嫁いでいる。「旧皇族はもう一つの皇統。そのことへの国民の理解も進んできたのでは」と話している。
■高円宮妃久子さまのご感想(全文)「二人で温かく幸せな家庭を築いてくれることを祈っております。典子には、親元で過ごした年月よりはるかに長い時を千家家の一員として生きて行くことになります。常に感謝の気持ちと奉仕の心を忘れず、日々の務めを果たしてほしいと思います。出雲は歴史と伝統のある地ですので、よく勉強をして、早く新しい生活に馴染んでくれればと願っております」