アジアカップを授与され高々と掲げる主将の宮間あや。後ろは左から川澄奈穂美、岩清水梓(あずさ)、澤穂稀(ほまれ)=2014年5月25日、ベトナム・ホーチミン(共同)【拡大】
宮間の左隣にDFの川村優理(25)、右に川澄、岩清水の隣に中島依美(えみ、23)。大会中の成長株はこの2人だろう。ただ、W杯組を脅かす存在とまでいえるか。彼女らが偉大なだけに、世代交代の難しさを抱えたまま、来年のW杯を迎えることになる。
この日の笑顔は、なでしこだけではなかった。インドではバドミントンの国・地域別対抗戦、男子トマス杯決勝が行われ、マレーシアを3-2で破った日本が初の団体世界一に輝いた。1949年に始まった伝統の大会。準決勝では中国の6連覇を阻止し、堂々の初優勝だった。
東京国立競技場では改修前の最後のスポーツ大イベントとして、ラグビーのアジア5カ国対抗戦が行われ、日本が香港を49-8で下して優勝した。笑顔で優勝カップを手にするとともに、2015年W杯イングランド大会への切符も手にした。