【対話の達人】
「伝える」「質問する」「反論する」「説得する」などのコミュニケーション能力を高めるにはいくつかの方法があります。一つは、その道のプロに教えてもらうこと。手っ取り早い方法ですが、難点はお金がかかること。しかし、自力で学べる方法もあります。それは、共通の趣味や目的を持ったグループのまとめ役になることです。なぜなら、こういったグループでは上下関係という縛りが少ないからです。
あなたが毎日の大半を過ごす学校や会社などの組織では、どんなポジションにいようと上下関係が存在します。その関係で物事が進むので純粋なコミュニケーション能力を十分に発揮できない場合が多いのです。例えば、先生が生徒に「宿題をやりなさい」といった場合、宿題をやらなければ生徒の評価は下がります。やる気を起こさせる説得力がなくても生徒は宿題をやらざるを得ません。課長があなたに「見積もりをやり直せ」といったとき、「部長の承認を頂いています」と反論すれば、あなたに反論力がなくても部長の力でことが進みます。