維新は橋下氏が代表を務める地域政党「大阪維新の会」を母体に2012年9月に発足。12年11月、石原氏率いる太陽の党(当時)と合流し、橋下、石原両氏が共同代表に就任した。12年12月の衆院選では54議席を獲得し、自民、民主両党に次ぐ勢力となったが、その後、憲法や原発政策などをめぐる党内の政策の対立が表面化していた。
≪「結い」合流めぐり溝埋まらず≫
自民党に対抗する勢力の結集を目指した日本(にっぽん)維新の会の野望は、2年も持たずに大きな岐路に立つことになった。37歳の年齢差がああり、「親子のような関係」とみられていた橋下(はしもと)徹、石原慎太郎両共同代表。だが、「自主憲法制定」にこだわった石原氏の説得はかなわず、たもとを分かつことになった。
統一選にらみ焦り
分党の気配は会談前日の5月27日からあった。桜内文城(さくらうち・ふみき)衆院議員(48)ら若手8人は5月27日、石原氏に近い平沼赳夫(たけお)国会議員団代表に石原氏と行動をともにすることを「誓約」した署名を託していた。