加茂水族館の人気度は、約30億円の改装費の一部を調達するために、市が発行した住民参加型の公募債「クラゲドリーム債」を2回に分けて公募したところ、先着順の第1次は約20分で売り切れ、抽選となった第2次には募集の6億円に約35億円分の応募があったことでもわかる。オープン前の新水族館の内覧会の招待を購入特典にしていたことが要因の一つという。
≪まるで宇宙「世界唯一」の魅力≫
直径5メートルの大水槽には、約2000匹のミズクラゲがきらめき、宇宙空間に浮かんでいるようだ。劇場のように座って水槽を眺められる。幻想的な世界に時間がたつのを忘れそうだ。
しかし、一時は開館が危ぶまれたという。旧水族館からミズクラゲの引っ越しを行ったのが3月。増やす予定だったが、水質が悪くなりいったん全滅しかけた。水質改善を行い内覧会にこぎ着けた。