山形県酒田市から夫と生後7カ月の長女を抱いて眺めていた阿部唯菜さん(28)は「大迫力。クラゲが星のように浮かんでいて楽しめる。また来たい」と喜んでいた。
同僚と視察に訪れた尾花沢市の旅行会社勤務、長谷川千絵さん(30)は「問い合わせも多く、すでに地元の小学校や保育園などの予約が入っています。見やすく、山形の観光の目玉になりそう」と語った。
来年3月に勇退が決まっている村上龍男館長(74)は「全てはこのオープンのためにあったと思える。全国的にはもっと大きな水槽の水族館はあるが、これほど多くのクラゲの水槽はここしかない。規模ではなく、“世界唯一”で勝負した」と感無量の様子だった。(文:山形支局長 杉浦美香/撮影:写真報道局 松本健吾/SANKEI EXPRESS)