高い禁煙効果
一方、有害物質のタールが少ないうえ、ニコチンを含まないものもあるなどニコチン摂取量を減らせるため、禁煙効果が高いとの利点も指摘されている。実際、英国で09年から今年、禁煙に成功した6000人を調査したところ、電子たばこによる禁煙成功率はニコチンパッチやニコチンガムの約60倍と極めて高かったことが判明した。
書簡を送った科学者のひとり、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)のジェリー・スティムソン名誉教授もAFPに、電子たばこが含む有害物質は「極めて微量」で「人々はニコチンを求めてたばこを吸い、タールのために死んでいるのだ」と訴え、電子たばこの利点を強調した。
WHOの調査によると、たばこで亡くなる人は全世界で年間約600万人で増加傾向にあるといい、これを背景に電子たばこも米ではニューヨークやロサンゼルスで公共の場などでの喫煙が禁止されたほか、ブラジルやシンガポールのように使用自体を禁止する国も出ている。
今回の一件を受け、英国肺財団のペニー・ウッズCEOはロイター通信に「いずれにせよ、無秩序な状況が続いていることは問題だ」と述べ、何らかの規制は必要との考えを示した。(SANKEI EXPRESS)