軍部隊に封鎖されていない逃げ道を教えようとした瞬間、横にいた兵士が女子学生の頭を撃った。「顔から血を噴き出して倒れ、血だまりの中で全く動かなくなった」。当時の光景を思い出し、声が震える。「稲刈り機が稲をなぎ倒すように、戦車が学生を次々とひき殺したのを同僚が見た」とも話す。事件の死者数について中国当局は319人と発表しているが、数千人が死んだとの主張もある。
事件後、武警を辞めた張氏は、インターネット上で事件を批判したため、公安当局にマークされ再就職先を追われた。就職するたびに当局者が職場に現れ、数カ月で首になったという。
「15万人」犠牲者悼む
中国国内で「一国二制度」が保障されている香港では4日夜、民主派団体「香港市民支援愛国民主運動連合会」の呼びかけで、犠牲者を悼む集会が香港島のビクトリア公園で行われた。主催者側は参加者を15万人以上としている。
これに対し、「事件は中国人学生の暴動で鎮圧は当然」などと主張する親中派の複数の団体が式典に反対した。(SANKEI EXPRESS)