「商談会」では、国内外から数多くのサプライヤーが集まり、旅行会社も参加して、アウトバウンド(外国訪問者)商談会と、国内旅行商談会が行われる。
「顕彰事業」では、旅行需要の喚起に貢献した企業、団体を表彰する「JATAツーリズム大賞2014」や、優れた旅行商品を表彰する「ツアーグランプリ2014」、また、国内観光地への誘致に貢献する観光ポスターを表彰する「日本観光ポスターコンクール」を実施する。
また、開催初日には各国の大使を招待して前夜祭「JAPAN NIGHT」を東京国立博物館で開き、日本文化を体験してもらうという。
前出の菊間会長は「諸外国では首都を巡るとき必ず国立博物館から回るが、これまでの日本はそうではなかった。縄文から江戸時代までの展示物をみてもらい、日本の歴史や文化、おもてなしについて知っていただくきっかけにしたい」と語る。一方で国内の観光事業者には「観光地の情報発信では、インターネットで済んでいるし、ただブースを出してパンフ配布するだけではだめ。訪れた人にミニ体験をしていただく。世界はどういう発信をしているのか学ぶ機会にしてほしい」と発破をかけることも忘れない。