「プワ~ン」。懐かしい警笛が響く。そこには、先頭部分が「団子鼻」の愛嬌(あいきょう)ある顔が。子供のころよく見かけた昔懐かしい新幹線とうり二つだ。これは、愛媛と高知の両県を結ぶJR四国予土線に新しく登場した0系新幹線のそっくりさん「鉄道ホビートレイン」。3月15日、出発式の日を迎え、デビューを果たした。
「夢の超特急」と呼ばれ親しまれた0系は、東京オリンピックの開催に合わせて1964年10月1日に東海道新幹線としてデビュー。以来44年にわたり運用され、2008年11月末に定期運行を終えて引退した。
そんな0系の「生みの親」として知られる、第4代国鉄総裁の十河信二(そごう・しんじ)氏が愛媛県出身であることや、今年3月に予土線が全線開通40周年になることなどをきっかけに誕生したのがこの「鉄道ホビートレイン」だ。
「四国に悲願の新幹線!」「日本一遅い新幹線」などの見出しでメディアに取り上げられ、昨秋から注目を集めていた「団子鼻」の晴れ姿に、出発式の舞台となったJR宇和島駅は歓声に包まれた。