ディーゼル車の「キハ32形」を改造して作られた車両は最高時速85キロという“本家”とは比べものにならないマイペースで、のどかな田園風景の中や「最後の清流」四万十川のほとりなどを縫うように走る。
青色を基調とした車内の大きなショーケースには、定期的に入れ替えられる鉄道模型が展示され、まるで博物館。また、0系で使用されていた転換座席が設置されている一方で、上を見れば吊り革があるなど、何とも不思議な空間を作り出している。
≪清流ほとりをトコトコと…≫
JR四国予土線「鉄道ホビートレイン」が営業運転2日目を迎えた3月16日、午前6時32分に江川崎駅を出発する始発列車を狙ってみた。
1両編成でトコトコ走る団子鼻の姿はなんともユニークだ。穏やかな四万十川のせせらぎに包まれ、のんびりした気持ちでシャッターを切った。最近よく耳にする「ゆる鉄」という言葉は、こんな状況にもあてはまるのだろうか…などと思ってみたり。