僕が前座のころは3年間で7人くらい辞めました。その次の身分が「二ツ目」そして「真打ち」。二ツ目以降は自分の出番の時間に合わせて寄席に行けばいい。その寄席には基本的に真打ちが出演。私が撮った楽屋張りの写真をご覧いただくとお分かりのように、昼夜共に初めの右寄りに“交互”と書いてある人々が二ツ目で、後はすべて真打ちである。
リレーのような魅力
今回の写真は今年の4月上席(4月1~10日)の楽屋張りです。
昼の部のトリが入船亭扇遊師匠。そして夜の部は私、花緑がトリを務めました。デジタルな時代になっても、この楽屋張りだけはいまだに手書きなんです。落語協会の事務員さんが書いているもので、朱色で書かれた方々は俗に言う“色ものさん”。落語の間に色を添えていただく役目。時間割が上の方に書いてありますが、1時間に3人~4人。持ち時間は15分や20分。基本的に時間は厳守。少しでも延ばせば次の演者の時間は無くなります。私も20代のころ、15分のところを20分演っちゃって、お後の先輩にすごく怒られた経験があります。