超売れっ子の榮倉奈々(えいくら・なな)さん(左)と高梨臨(たかなし・りん)さんだが、仕事に対してはストイックなまでに「一歩一歩着実に」を心がけている=2014年4月13日、東京都中央区(鴨川一也撮影)【拡大】
脚本を読んだとき、榮倉は「得体の知れない不安とか、置いてけぼり感、微妙な焦りといった、みのりの年代の女性ならば遅かれ早かれ抱く気持ちがうまく描かれているなあ」と感じたそうだ。加えて、みのりが、恋愛観や仕事観をめぐって茜とぶつかり合う姿を、明るくコミカルなものとして見てもらえたらいい映画になるだろうとも思えたという。
似ているようで違う
一方、茜役の高梨臨(25)は「作品全体を見たときに、登場人物のみんなが不器用で、どこかダメなところが明確に見えてきます。そんな彼らが影響し合って、少しずつ前に進んでいくところが作品のいいところかな」と説明した。
みのりは、職場の後輩や、深酒して介抱をしてくれた阿部と簡単に関係を持ってしまう、セックスに対してきわめて自由奔放な女の子だ。焦って恋人を探し、結婚したいという気持ちはこれっぽっちもない。ハワイでの仕事の進捗状況を会社に報告しないなど、社会人として疑問符がつく人物だが、榮倉は「不器用だけどすべてに一生懸命なみのりの気持ちは理解はできます。では私と似ているかといえば、まったく違います。でも、みのりの中に私がいないかといったら、そうでもないし…」と語り、役への愛情を感じさせた。