心の充実度「国民総幸福量(GNH)」の追求を国是とするブータンのツェリン・トブゲイ首相(48)が、今月(6月)29日から日本を訪問することが6月21日までに分かった。ブータン政府高官が明らかにした。昨年(2013年)7月の首相就任後、初めての訪日となる。
今年は日本がブータンへの政府開発援助(ODA)を開始してから50年の節目。トブゲイ氏は安倍晋三首相(59)との会談で経済協力や民間交流など関係強化を確認するとみられる。
物質的な充足感よりも心の豊かさを重視して指標化するGNHの概念は、東日本大震災後の日本でも共感を呼んでおり、訪日はトブゲイ氏が「幸せの国」をアピールする機会にもなりそうだ。
GNHをめぐっては、新たな指数を調べるためのブータン政府の調査に国際協力機構(JICA)が協力することが明らかになっている。