りそなHDや日本航空などが経営再建のために実績のある経営者を迎えた例はあるが、最近は通常の人事でも外部からの起用が目立ってきた。サントリーHDの佐治信忠会長兼社長が新浪氏に白羽の矢を立てた理由に「国際性」を挙げたように、企業活動のグローバル化が背景にあるようだ。
コンサルティング大手、プライスウォーターハウスクーパースの椎名茂社長は「世界の市場全般について詳しく、明確なビジョンを打ち出して海外の社員や取引先にも発信できる経営者が広く求められている。一方でそういう人材はまだ少なく、外部から招聘する例は少しずつ増えていくだろう」と話している。(SANKEI EXPRESS)