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息子とは誰しもマザコンである 舞台「母に欲す」作・演出 三浦大輔さんインタビュー (1/3ページ)

2014.6.30 16:10

稽古場に組まれた裕一のアパートのセットにて、「さっき起きたところなんです」と話した演出家の三浦大輔さん=2014年6月24日(津川綾子撮影)

稽古場に組まれた裕一のアパートのセットにて、「さっき起きたところなんです」と話した演出家の三浦大輔さん=2014年6月24日(津川綾子撮影)【拡大】

  • 舞台「母に欲す」に出演する峯田和伸(右)と池松壮亮(提供写真)

 右の写真の散らかった部屋は、舞台「母に欲(ほっ)す」の稽古場セットだ。男が一人で暮らすワンルームアパート。片付けてくれる母親を待つような、甘えん坊丸出しの部屋だ。

 「母に欲す」は、男子にとっての母親とは、がテーマ。作・演出の三浦大輔(38)は、突然母を亡くした兄弟が母性を渇望するさまを描きながら、身近で深い母・息子関係や母性の本質を捉えようとしている。

 「母親は無償の愛を注いでくれる、最後まで依存できる存在。息子は母に『してあげられなかったこと』を悔やんだりするけれど、母にとっては、結局息子がいろいろと求めて、わがままを言うことが幸せなんじゃないでしょうか」と、「欲す」と題した理由を語った。

 新しい母との関係

 郷里の母の仕送りを風俗に使い、自堕落に東京で暮らす35歳の裕一(峯田和伸)はある日、友人から「おまえの母さん死んだぞ」と聞かされる。実家に帰るも葬儀に間に合わず、母を看取った弟、隆司(池松壮亮)になじられる。だが、四十九日が過ぎたころ、父(田口トモロヲ)が新しい母(片岡礼子)を連れてくる。喪失感に打ちのめされた兄弟は、新しい母とどう関係を結ぶのか-。

ベタな感情あえて淡々と

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