金井 獣害ですね。山から降りてくるシカやイノシシがすごく増えた。山が荒れているからです。昔は木は貴重な燃料ですから、落ちている枯れ枝一本拾っただけでも泥棒呼ばわりされた。でも、石油によって生活が変わって、森林資源の利用が全くなくなってしまった。あとは、温暖化。シカが1年に2回発情するようになってしまって、どんどん増える。今や、人間がオリの中にいるようなものですよ。じりじりとのしかかってくる。
天童 自然は生きている資源。活用せずに放ったらかしにしておくと、自分たちを追い込むことになってしまう。ここの課題は日本全体の危機につながるのですね。私たちは資源に関してこれまで外にばかり目を向けていましたが、それによって失おうとしているものはあまりに大きい。それに気づくためにも、クラインガルテンの役割は大きいですね。
岡崎 クラインガルテンは学習の場。非常に基本的なことを学び直すことができる。20年、30年と続いていけば、本当にこの国は変わることができるかもしれませんね。(構成:塩塚夢/撮影:フォトグラファー 緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS)