≪農水省「畑に滞在施設、とんでもない」/議会「なぜ、村の税金を都会の人に」/住民「どうせ失敗する」≫
中島学さん(以下中島) 予算の前にハードルがあった。当時は農地法がかっちりしてましたから、畑に滞在施設を建てるなんてとんでもなかった。農水省に相談に行くわけですが、最初は門前払い。けれど、人の命をはぐくみ幸せを与えるという大命題に農地法が立ちはだかるなんておかしいということで、5、6回通いました。あるとき、向こうが「僕も実は前からクラインガルテン勉強しているんです。いい計画ですよね」と言い出した。じゃあ、農地法をどうするか。「農作業をするには農機具を置いたり休息する場所がいる。疲れて一杯やったらそのまま寝ちゃった、というのはどうですか。滞在施設ではなく、あくまで休息場所です」「そうそう、それで行こう!」って(笑)。
その次は予算です。幸い、行政的に県と行き来がありまして、当時の知事が応援すると言ってくれた。50%の補助は出せるけど、残り半分どうするか。四賀村(しがむら)、財政力弱いですから。すると、四賀村(しがむら)は過疎の指定町村になっているから、過疎債が使えるよと。元金と利子は交付税で措置できる。村の負担はわずかになりました。