それから、お仕着せかもしれませんが、「田舎の親戚制度」。当初、村民たちの反対も大きかったものですから、これはガルテナーと仲良くなってもらねばならんと。
つかず離れずではあるけれど、濃厚な絆を作ってもらう。お祭りがあるからおいで、とか。逆に、ガルテナーの地元を訪れたときに夕食をご馳走してもらったり。すばらしい人間関係。さまざまな語らいができる。
ガルテナーから教えてもらうことも多いですね。例えば、水。ガルテナーが20リットルのポリ缶に5本も6本もここの水をつめて持って帰る。地元の人間からすれば、「水なんて東京でもどこでも一緒だろう」と思うのですが、「ここの水じゃなきゃダメなんだ」と。これは発見でしたね。ここにずっと暮らしているだけでは気がつかなかった。(構成:塩塚夢/撮影:緑川真実(まなみ)/SANKEI EXPRESS)