会見後、自社製品を持ち笑顔を見せる佐治信忠(さじ・のぶただ)会長(左)とサントリーHDの新社長に決まった新浪剛史(にいなみ・たけし)氏(右)=2014年7月1日午後、東京都港区(大里直也撮影)【拡大】
佐治氏は同族経営を「決断の早さが良さだが、トップも同族が続く必要はない」と指摘し、今後も創業家以外がトップになる可能性を示唆した。
会見後、佐治氏は「新浪さんには(社長を)10年はやってもらいたい」と激励し、新浪氏も「ビジネスマンとして最後の大きなチャレンジだ」と応じた。
新浪氏は社長就任後も、経済同友会の副代表幹事や、安倍政権の産業競争力会議の民間議員を継続する考えだ。
≪巨大化する世界飲料大手 日本勢出遅れ≫
世界の飲料メーカーは、新興国などの成長市場への進出や買収を繰り返して巨大化している。一方、国内市場に安住してきた日本の飲料大手3社は、少子高齢化で売り上げが頭打ちになる中、2000年代に入り海外展開を本格化させたが、出遅れ感が否めないのが実情だ。日本勢は生き残りをかけた世界戦略の加速を迫られている。